生まれたままで

オンギャ～！赤ちゃん誕生では無く
全くその逆のお話です。

父が亡くなり、一月余り・・・
結構　巻き巻きでいろんな相続業務を終わらせているのですが、中々書類が出来るまで動かないものもあって、落ち着けない感じの美濃屋美和子です。

そんな中、両親が２人共　訪問介護してもらい、父の最後を看取ってくれた、看護師さんのお二人が来てくれて、お線香を上げてくれました。


皆で父の短くて、とても濃くて、今　考えると楽しい看護の話に花を咲かせて、大笑い！
血だらけで救急隊の人を2時間待たせて帰らせた話や、「俺には介護の人達がついてるから大丈夫！」の名言！
お二人共、「私達、傷は縫えないんです」
だって！
そりゃ　そうですよね。・・・


てもそれだけ、信頼していた父が、可愛い(*´◒`*)

父か亡くなった日、もう最後かもしれないと、介護のお風呂を頼んでいました。

お風呂にお湯を入れ、服を脱がして、これから入れる！と言う裸の状態でふっと息を引き取ったんですよ。
それじゃあ、大好きだった、お風呂に入れてあげようと、髪も洗いドライヤーで乾かし、いつもの育毛剤も・・・

家族だけでは無く、大好きだった、介護関係の人達がきてくれていたので、
総勢7人に看取ってもらいました。
寂しがり屋だったから、皆んなを呼んだのかな～。

何気無く、「裸で生まれて、裸で亡くなる人って、そんなにいないよね。」って
自分で言いながら、　ホントだ！
父は自分で死ぬ時を選んだって、思いました。

相続の手続きをしながらも、余りにつじつまが合う事ばかりて、
全て手放して、逝ったみたいてす。

余りに潔くて、何も気がかりを残さず
生まれ時のように何も持たず、
新たな旅に出たのです。

何日か前に父と母が夢に現れ、父が「やっと着いた！」と言ったんです。
２人でどこかに行くみたいでした。
それはじいちゃんにとって、幸せですね。

良かったね～じいちゃん、最愛の妻に会えて*\(^o^)/*
心待ちにしていた、庭のチューリップも、もう直ぐ咲くからね。